マカオ政府は2日、台湾から輸入したマンゴーの外箱から再び新型コロナウイルスが検出され、3日間で2度目のコロナ陽性として、同ブランドの輸入申請を1週間停止すると発表しました。 台湾農業委員会予防検疫局は、マカオからまだ正式な通知を受けていないとしながらも、このような措置は科学に即していないとし、国際規範に従った適切な措置を取るよう求めました。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
マカオ政府は、台湾産マンゴー5箱(50kg)から新型コロナウイルスが検出され、3日間で2度目のコロナ陽性として、同ブランドの輸入申請を1週間停止すると発表しました。
マカオ政府は、関連する措置はマカオの住民を感染から守るためのものであり、「いかなる国や地域も対象としていない」と述べています。
台湾中央流行疫情指揮中心の庄人祥報道官は、他国からの食品または魚製品の外包装から、新型コロナウイルスが検出されたのは中国本土だけであると述べています。
予防検疫局の翁壹姿局長は、「今年6月15日以降、マカオにマンゴーを輸出する申請をした輸出業者はなく、どの業者が禁止されたかを知ることは難しい、もし関連情報を受け取れば、衛生部門に転送して調査することになる」と述べています。
中国は昨年3月には台湾産パイナップルを、『害虫が検出された』として輸入禁止とし、先月には台湾産高級魚のハタを、『禁止薬物が検出された』として輸入禁止にしました。
中国以外では害虫も禁止薬物も検出されていないため、中国が”また”貿易を武器にして他国を虐めているようです。
古くは2010年に日本の領海に不法侵入した中国漁船の船長を逮捕した報復として、レアアースの日本への輸出規制を行いました。
2020年には、オーストラリアが、世界保健総会(WHA)に新型コロナの起源に関する独自調査を提案したことを逆恨みし、オーストラリア産のワイン、農産物、木材など多岐にわたって輸入禁止や制裁関税を課しており、この処置は今でも続いています。
中国に頼りすぎると、逆手に取られて首根っこを抑えられてしまいますので、中国のカントリーリスクをしっかりと認識して、頼りすぎず離れすぎず、付き合っていくことが大切かと思います。
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参考記事
<世界新聞網>3天2次 台芒果又在澳门「确诊」 农委会呛:不符合科学
http*://bit.ly/3abFkDx