オランダ政府は中国に対し、反体制派への嫌がらせに利用されているとされるオランダ国内の「中国海外警察署」を直ちに閉鎖するよう命じました。
米国国営の国際放送の美國之音の記事より。
スペインを拠点とする人権団体「セーフガード・ディフェンダーズ」が9月に発表した報告書によると、 中国はオランダい2ヶ所、イギリス、カナダに各3ヶ所など、海外警察署を世界中に54ヶ所設置していることが判明しています。
オランダ外務大臣ウォプケ・フックストラは、「オランダ外務省は中国大使にこれらの警察署の存在を明らかにし、直ちに閉鎖しなければならないと通知した」とツイートしています。
オランダのラジオ局RTLと調査サイトFollow the Moneyは、オランダ在住の中国人反体制者の話を引用し、オランダの2つの『警察署』は2018年以降、中国の反体制派の声を鎮圧するために設置されたと報じています。
セーフガード・ディフェンダーズは、『海外警察署』は中国公安局が海外で取り締まり活動を行うために使用され、中国人を強制的に中国に帰国させ、刑事責任を追及していると説明しています。
中国外交部は、オランダの報道は「まったくの虚偽」であり、運転免許証の延長など、海外居住者を支援するための「サービスステーション」であると述べています。
オランダ外務省は、オランダの中国人コミュニティに対する「威嚇と脅迫」の「定期的な信号」があり、同省はホットラインを設置していると述べています。
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アイルランドは先月27日に首都ダブリンの『中国海外警察署』に閉鎖命令を出しており、カナダ連邦警察もトロントにある『中国海外警察署』の調査を実施中と伝えられています。
セーフガード・ディフェンダーズの報告書では日本の『中国海外警察署』は、千代田区にあると指摘していますが、日本政府は調査しているのでしょうか?
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参考記事
<美國之音>荷兰要求中国关闭在荷兰的“警察站”
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