黄大仙の blog

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中国政府、カマラ・ハリス米副大統領の訪中を切望 マッカーシー米下院議長台湾訪問の前に

台湾の蔡英文総統は今月末の訪米時にジョン・マッカーシー米下院議長と会談する予定です。マッカーシー下院議長は、台湾を訪問する可能性も否定していません。中国政府は、マッカーシー下院議長の台湾訪問と同時にカマラ・ハリス米副大統領の訪中を提案したと香港メディアが報じました。

  台湾(中華民国)4大新聞のひとつで、発行部数国内第一位の自由時報の記事より。

面子のため副大統領訪中を提案

  報道によると、マッカーシー下院議長は将来的には台湾を訪問する可能性があると強調しています。このため、中国政府は「二軌道(track two)」戦略を採用することを検討しています。

 

  これは、1997年に当時のニュート・ギングリッチ下院議長が台湾を訪問する前に、当時のアル・ゴア副大統領が訪中した例に倣ったもので、中国政府は「面子を保ちつつ」、国内的には中国が適切に尊重されたと主張することができます。

 

  中国政府は米国政府に対し、同じ状況下でのハリス副大統領の訪中を選択肢として検討するようほのめかしたのだと理解されています。

 

  ホワイトハウス国家安全保障会議の中国、台湾、モンゴルに関する元ディレクターであるライアン・ホー氏によると、「中国の友人から、マッカーシー下院議長が台湾を訪問するならば、米政権はギングリッチモデルに倣って、米中関係の確保について同じシグナルを発するべきだと繰り返し提案している」とのことです。

 

  スティムソンセンターの中国プログラムのディレクターである孫韵則によると、『スパイ気球事件』の前には、中国政府はこの提案に非常に熱心だったようで、この提案は現在、ブリンケン国務長官に伝えられているとのことです。

参考記事

<自由時報>华早报:北京盼贺锦丽访中 销麦卡锡访台冲击

https://bit.ly/3T5cDtS