国家統計局の付凌暉報道官は記者会見で、今年8月以降、全国の青少年とその他の年齢層の都市失業率を調査することを停止すると述べました。 付凌暉報道官は、停止する理由を以下のように説明しました。
中国国内ニュースサイト上観(Shanghai Observer)に掲載された記事より。
主な理由は:経済社会の発展と変化、統計は常に改善する必要があり、労働力調査と統計はさらに改善し、最適化する必要があります。
例えば、近年、中国の都市部の若者の中で、就学生の規模が拡大しています。
2022年、中国の16歳から24歳までの都市部の若者は9600万人以上おり、そのうち就学生は6500万人以上でした。
就学生の主な仕事は勉強であり、卒業前に就職活動をする学生を労働力調査統計に含めるべきかどうかについては、社会のさまざまな側面で見解が分かれており、さらに研究を進める必要があります。
また、中国住民の教育水準が上がるにつれて、若者が学校で過ごす時間が長くなっており、労働力調査統計における若者の年齢層の定義についても、さらなる検討が必要です。
こうした状況を受け、国家統計局は、労働力調査統計をさらに改善し、雇用状況をよりよく反映させるため、綿密な調査を実施する予定です。
各界からの貴重なご意見を歓迎し、統計の継続的な改善を促進し、経済・社会の発展によりよく貢献できるよう、共に努力してまいります。
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失業率のような悪いデータは発表を停止してしまう、天安門事件のような都合の悪いことは無かったことにしてしまう、高速鉄道衝突事故では事故車両を地中に埋めてしまう。
そのうち輸出入統計もCPIも発表しなくなるかもしれません。
悪い指標を隠していては、改善のための対策案も立てられません。
参考記事
<上観>青年人城镇调查失业率暂停发布,官方公布原因