海上自衛隊は25日、最大の護衛艦「いずも」をフィリピンに派遣し、24日にフィリピン軍、米軍、豪州軍との4カ国合同訓練を実施したと発表しました。フィリピンは、南シナ海でのフィリピン軍の拠点への補給が中国側に阻まれ続けていることから、日米豪が計画していた訓練に参加しました。この計画は、フィリピン国内の世論の高さを示しています。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
日本の共同通信の報道によると、訓練は当初、フィリピンが参加を見送り、日米豪が南シナ海で23日に行う計画でした。しかし、フィリピン海軍の揚陸艦も参加する形で1日遅れてマニラ周辺で実施しました。
米軍は、当初予定されていた水陸両用強襲揚陸艦USSアメリカの代わりに参加する沿岸戦闘艦を送りました。
日本の海上自衛隊は護衛艦「さみだれ」と、事実上の空母になろうとしている護衛艦「いずも」が参加しました。
オーストラリアは水陸両用強襲揚陸艦キャンベラとF-35Aステルス戦闘機を派遣し、洋上補給などの訓練を行いました。
日本海上自衛隊は、訓練の目的は「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力の強化」だと述べています。
共同通信の報道によると、共同訓練は、25日にフィリピン北部サンバレス州に面した南シナ海で、2000人規模の上陸戦演習が実施されました。
参考記事
<自由亜州電台>民意高涨 菲律宾改主意参加日美澳军演