日本の国内市場でも輸入野菜の流通量が増えています。東京都中央卸売市場の入荷量をみると、輸入タマネギは前年同期の2倍以上、ニンジンは43%増となっています。2023年夏の猛暑の影響により、日本では国産野菜の生育が悪化し、価格が上昇したため、輸入野菜の流通量が目立って増加しています。業務用野菜を中心に、安価な輸入野菜に需要が集中しています。
フランス国営ラジオ放送局RFIの記事より。
報道によると、日本の輸入タマネギはすべて中国産で、ニンジンも9割以上が中国産だとのことです。10月もこれら輸入野菜の入荷は前年同期の勢いを上回った見込みです。
輸入野菜については、円安にもかかわらず、一部の野菜の卸売価格が下落しました。東京市場の輸入ニンジンの平均卸売価格は1キログラムあたり103円(約5.04元)、輸入ネギの卸売価格は197円(約9.63元)で、それぞれ前年より9~32%下がりました。
中国からの輸入野菜の価格は前年同期を下回っており、流通業者の責任者は、「原産地の山東省や内モンゴル自治区が豊作傾向にあることが影響している。」と述べています。
中国野菜の値ごろ感は日本野菜に比べて強まっています。中国産ニンジンは北海道産より56%安く、中国産タマネギは日本産より64%安くなっています。
報道によると、輸入野菜は安い反面、国際情勢や産地によって思わぬ調達が困難になるリスクがあると指摘されています。日本の外食産業がどの程度輸入野菜に頼っているのか、懸念の声が上がっています。
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福島原発処理水を『汚染水』と言いがかりをつけて、日本産水産物の禁輸という蛮行を実施する国から、野菜の輸入を増やさざるを得ないのは忸怩たる思いがします。
日本の食料自給率はたったの37%(2022年)だそうですが、自給率を上げるように農水省には頑張ってほしいですね。
スーパーで日本産と中国産の野菜の値段を見比べてしまうと、中国産が買い物かごに入ってしまうのは仕方ないことかもしれませんが、もっとみんなの収入が増えて、日本産を平気で買えるようになれば良いですね。
がんばれ岸田さん!ザイム省に負けるな!がんばってよ岸田さん!
参考記事
<rfi>尽管中国抵制日本海产 日本大量进口中国大葱与胡萝卜