黄大仙の blog

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中国軍機が南シナ海でカナダ軍機に フレア弾を発射

カナダ軍は1029日、南シナ海の国際水域で、中国軍の戦闘機がカナダ軍のヘリコプターに向けて フレア弾を発射したと明らかにしました。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

カナダ海軍のフリゲート艦HMCSオタワ

  カナダ海軍のフリゲートHMCSオタワに乗艦していた航空将校ロブ・ミレン少佐は、「オタワのヘリコプターは29日に中国海軍のJ-11戦闘機と2回遭遇し、そのうちの最も近いものでは、中国戦闘機はヘリコプターから100フィート(30.48メートル)ほどしか離れていなかった。」と語りました。

 

  ミレン少佐は、「中国軍機がカナダ軍ヘリに向けてフレア弾を発射したことは、危険で基準外、プロ意識にも欠ける行動だ。」と非難しました。

 

  ミレン少佐は、「事件当時、フリゲートHMCSオタワは西沙諸島の東160キロの国際水域で作戦を遂行しており、ヘリコプターは先に探知された潜水艦を捜索していた。」と説明しました。

 

  この事件について、中国外交部の王文斌報道官は113日の定例記者会見で、「状況は知らなかった。」とシラを切りました。

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  1016日には、「中国沿岸の国際海域」を飛行中のカナダ軍の偵察機に、中国軍の戦闘機が5メートル以内の距離まで異常に接近する事件が起きており、衝突事故でも起こしてしまえば思わぬ紛争に発展しかねません。

www3.nhk.or.jp

 

  1016日の異常接近について、中国外交部の毛寧報道官は、カナダ軍機が中国が領有権を主張する(日本国沖縄県)尖閣諸島周辺の上空を飛行したとして、「中国の領空に侵入し、主権を侵害した」と述べ、カナダ側に抗議したとしています。

 

  日本政府も日本のマスコミも、毛寧報道官の発言に抗議したり非難するコメントを出してないと思うのですが、なぜなのでしょう?


 

参考記事

<自由亜州電台>中国军机南中国海向加拿大军机发射照明弹

https://x.gd/NLDls