中国にいる韓国人留学生の数が6年間で80%近く減少していることが、このほど韓国の公式報告書で明らかになりました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
韓国教育部が発表した「外国高等教育機関における韓国人留学生の状況」によると、2023年4月1日現在、中国で学部、大学院、語学を学ぶ韓国人留学生は計15万8570人で、1年前と比べ6.5%減少し、ピークだった2017年の7324万人と比べ役80%急減しました。
また、韓国教育部が2001年に関連統計を開始して以来、中国における韓国人留学生数は年々増加していましたが、2018年(6,382万7,000人)から6年連続で減少傾向を示しています。
同時に、韓国人留学生全体に占める中国への留学生の割合は徐々に縮小しており、2017年の30.5%をピークに2021年には17.2%となり、それ以降は20%を下回る状態が続いています。
アナリストは、韓国人留学生の中国行きが減少した主な理由は、中国の経済成長の鈍化と、厳格な防疫・管理措置にあるとみています。 加えて、多くの世論調査によると、中国に対して「否定的」な態度をとる韓国人が近年、特に若者の間で増え続けています。
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日本の場合、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)のデータによると、2019年の中国への留学生数は6180人(前年比1796人減)となっています。2021年のデータでは中国がリストアップされていませんが、これはゼロコロナ政策の影響だろうと思われます。
日本人学生留学状況調査|留学生に関する調査|日本留学情報サイト Study in Japan
中国に滞在する日本人の数は減っているので、中国に留学する日本人の数も減っていくことでしょう。
参考記事
<自由亜州電台>报告:在华韩国留学生六年来减少8成