米軍事ニュースサイトのSOFREPは、米国が台湾に米陸軍特殊部隊を派遣し、台湾で継続中の訓練作戦に参加させるなど、台湾との大規模な軍事協力を開始したことを明らかにしました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
SOFREPの報道によると、 2023年国防権限法(NDAA)の規定に基づき、米軍事顧問が金門島と澎湖島にある台湾軍の水陸両用指揮センターに常駐することを開始しました。彼らの任務には、台湾のエリート部隊とともに定期的な訓練演習が含まれます。
この協力の注目すべき点は、小型軍用無人航空機 ( UAV ) であるブラック ホーネット ナノを使用する台湾の特殊部隊の訓練におけるアメリカ陸軍特殊部隊の支援です。
この協力は、作戦ガイドラインや訓練マニュアルの作成にも及んでいます。
台湾国陸軍の航空特殊作戦司令部は、武器売却ルートを通じて米国から直接この小型無人機を調達することを提案しています。
米国防授権法は、台湾に米軍人を派遣する枠組みの概要を示しており、主に軍事訓練に焦点を当てており、文官の配置に関する当面の計画はありません。
報告書では、台湾に駐留する米特殊作戦部隊連絡部隊(SOFLE)の人数が増加しており、第1特殊部隊グループの第2大隊、アルファ中隊から小規模チームを駐留させる計画があります。
これらのチームは3つの陸軍グリーンベレーで構成され、常任訓練オブザーバーとして台湾第101水陸両用偵察大隊と空挺特殊サービス中隊の基地で継続的な共同訓練任務を負っています。
これは、台湾の訓練施設への頻繁ではあるが非永久的な訪問を伴うこれまでの慣行からの脱却を示すものである。
国防安全保障研究所の国防戦略専門家であるスー・ツーユン氏は、この協力の戦略的価値を強調し、「台湾の専門水陸両用偵察部隊との統合により、敵の侵入に対抗する台湾の能力が強化され、その活動は金門、馬祖、澎湖、淡水河河口を含むいくつかの重要な場所にまたがる。」と述べています。
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米特殊部隊が台湾離島に常駐して、台湾の防衛力が強化されれば、中国もおいそれと軍事侵攻ができなくなりますから、台湾の平和には役に立ちそうです。
<US Army Special Forces To Be Deployed on Taiwanese Island Six Miles From Mainland China>
参考記事
<自由亜州電台>美国将派陆军特种部队长驻台湾