黄大仙の blog

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米メディア:バイデン氏、台湾を守るための武力行使を排除しないと改めて指摘

バイデン米大統領4日の米タイム誌のインタビューで、米国が台湾を守るために武力を行使する可能性を排除していないと述べました。バイデン大統領はこれまでにも、台湾を守るために軍隊を派遣する意思を表明しています。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

台湾に群がるC國人たち

  タイム誌は、「米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ局長は、中国の習近平国家主席2027年までに台湾を侵略できるように準備するよう命じたと述べている。 それは何を意味するのか?」と尋ねました。

 

  バイデン大統領は、状況次第だとし、「米国は過去に中国と台湾の独立を求めないという協定を結んでいることを習近平に明言した。しかし、中国が一方的に現状を変えようとすれば、米国が台湾を守らないわけがないのも事実だ。 だから、米国は能力を提供し、地域の同盟国と協議し続ける。」と答えました。

 

  タイム誌はまた、バイデン大統領に、中国が台湾に侵攻した場合に米軍を派遣することを否定するかどうか尋ねたところ、バイデン大統領は「米軍の武力行使を排除するものではない」と答えました。

 

  報道によると、バイデンがアメリカ大統領に就任して以来、中国が台湾に侵攻した場合、米軍が台湾防衛に乗り出すと少なくとも4回公言しています。

 

  20229月、バイデン大統領は米CBSの『60 Minutes』のインタビューを受け、司会者が「米軍は台湾防衛を支援するために出動するのか」と尋ねると、バイデン大統領は「はい、もし前例のない攻撃(unprecedented attack)があれば、そうだ」ときっぱりと答えました。

 

  司会者は、ロシアがウクライナに侵攻した場合とは異なり、中国が台湾に侵攻した場合は米軍の男女が台湾を守るという意味なのかと再確認し、バイデン大統領は再び 「Yes 」と答えています。

 

  20218月、アフガニスタンからの米軍全面撤退が「アメリカは頼りにならない」発言の引き金となりましたが、バイデン大統領は当時、ABCのニュースネットワークのインタビューに応じ、中国が台湾の人々に対して「アメリカは頼りにならない」と揶揄していることについて質問されました。

 

  バイデン大統領は、米国と防衛条項や条約を結んでいるNATOや日本、韓国と台湾を重ね合わせ、同盟国に対して攻撃する者がいれば米国は対応すると強調しました。

 

  バイデンは当時、「米国は(NATO条約の)第5条で、誰かがNATOの同盟国に侵攻したり行動を起こしたりすれば、米国は対応するという神聖な約束をしている。アフガニスタンとは単純に比較できない。」と述べました。

 

  202110月、バイデンはボルチモアで行われたCNNのタウンホールミーティングに出席し、もし台湾が中国に攻撃された場合、アメリカは台湾を防衛するのかという質問に対し、「そうだ、我々はその約束をしている 」と肯定しました。

 

  バイデンはまた、20225月に来日し、記者会見で、台湾海峡で戦争が起きた場合、台湾を防衛するために軍事力を行使する意思があるかと質問された際にも、肯定的な回答をしています。

 

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  台湾有事の際には米国が武力行使することは、何度もバイデン大統領が肯定しているようですが、忘れてしまわないことを願うばかりです。トランプさんが次期大統領になったらどうなるのでしょう?

 

  台湾有事の時には日本も無傷ではいられないと思いますが、中国大使の「日本の民衆が火の中に」発言について、岸田首相がソウルで李強・中国首相と会談した時に、取り消しを求めるどころか話題にもしなかったほど、国民の安全に無頓着な政府では安心できません。

 

 

参考記事

<自由亜州電台>美媒:拜登重申不排除动用武力保台

https://x.gd/fucGh