黄大仙の blog

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高利教育ローンがスパイを生み出す 国家機密を盗まされる大学生たち

教育ローンは多くの中国の若者を底なしの罠に陥れ、近年はスパイ造成の道具にもなっています。事件を明らかにした国家安全部によると、李明は中国の国家機密を諜報するために外国から来たスパイで、国家重点科学研究者の安致和の息子、安勇を誘って高金利2万元(43万円)の教育ローンを申し込ませました。返済に困った安勇は、返済を免れるために李明の要求に従い、父親の職場に行って機密文書の写真を撮らなければなりませんでした。

  中国国内ポータルサイト百度新聞に掲載された記事より。

国家安全部が国家機密漏洩を防ぐ

  国家安全部のショートムービー『見えない風景』によると、安勇は、ある有名大学に通う写真専攻の学生で、見栄っ張りのため、高級機材の購入に大金を使い、日々の出費もひどく、ついに誘惑に負けて高金利2万元の教育ローンを申し込んでしまい、返せなくなってしまいました。

 

  卒業間近になって、貸主の李明は安勇に「借金を相殺するためのアルバイト」を持ち掛けました。しかし、安勇は李明とその背後にいたモリシャンが外国のスパイ・諜報機関の要員であることは知りませんでした。

 

  安勇の父親、安致和は中国の重要な科学研究組織のスタッフで、国家機密の文書やテーマにアクセスできる立場にいました。

 

  モリシャンの狙いは非常にはっきりしていました。安勇に父親の職場に行き機密文書を撮影し、国家機密を盗むように強要し、さらに安勇の父親を脅迫して協力させることでした。 幸いにも、安勇が撮影した文書には機密事項は含まれていませんでした。

 

  安致和は苦悶の末に国家安全部に通報することを決心し、息子の安勇とともに国家安全部に積極的に協力して、外国スパイが不法に中国の国家機密を盗むのを阻止して取り返しのつかない損失を回避したため、国家安全部は安致和・安勇父子に重大な批判と教育を行いましたが、刑事責任を問うことはありませんでした。

 

  国家安全部は、「外国のスパイ諜報機関は、教育ローンに誘導し、高利の圧力、暴力的債権回収、脅迫を通じて、国家機密を盗ませようとします。国家安全保障機関は、断固として国家の安全を守ります。」と述べています。

 

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  この記事は中国人学生が外国スパイ・諜報機関に操られて国家機密を漏洩しようとしたことを報じていますが、中国の諜報機関も外国でハニートラップなどで同様のことをしていますし、中国内の外国人に接触して相手国・企業の機密を探ることも珍しいことではありません。

上海総領事館員自殺事件 - Wikipedia

 

参考記事

<百度新聞>间谍用校园贷胁迫大学生偷拍父亲涉密文件!国安部披露细节

https://x.gd/sQJv5

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