中国政府が「台湾独立」勢力に対抗するために、「台湾独立」活動家のリストの作成を検討していると、香港の大陸系メディアが報じました。台湾独立活動家は中国国内法で処罰される可能性があります。
アメリカに拠点を置く国際メディアの自由亜州電台(RFA)が、香港大公報を引用して報じたところによると、中国政府は台湾独立活動家のリストの作成を検討しています。台湾独立活動家は中国の反国家分裂法、刑法、国家安全法などで処罰され、無期懲役に処される可能性があります。
台湾の大陸委員会はこれに反応し、中国政府のアプローチは両岸対立を煽り、台湾海峡の平和と安定を損なうものであり、無益で逆効果にしかならないとし、 台湾の人々は、自由と民主主義を固く信じ、脅しに屈しないと発表しました。
国家安全維持法施行で香港の制圧に成功した中国共産党政府にとって、台湾統一が次の悲願となっており、それを阻害する台湾独立勢力を抑圧するためにこのようにしている、と分析する海外メディアもあります。
中国本土にいる台湾人には、表現の自由がさらに制限されると感じさせることになります。
さらに中国政府の定義する「台湾独立」の境界が曖昧のため、中国人、台湾人を問わず一般の人も、うっかりと『地雷を踏んでしまう』ことも可能性として有り、中国にいる日本人も他人事では有りません。
中国共産党はトランプ政権には散々叩かれながらも、着々と勢力拡大を進めており、台湾武力侵攻を匂わせながら反対勢力を潰しにかかっています。
アメリカの次期政権がどちらになるのか決まっていませんが、バイデン民主党政権になった場合は、オバマ政権の時のように『見て見ぬふり』『口だけ介入』になるのでしょう。
中国が世界の派遣国になる日は意外の近いのかもしれません。
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参考資料 *>s
<自由亜州電台>中国将拟定顽固“台独”分子名单”