黄大仙の blog

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中国の一流大学卒業生も地方の郷鎮公務員を目指して競争 景気悪化が主な理由

中国の景気後退がますます顕在化する中、中国の一流大学の卒業生の多くが公務員の仕事に手を伸ばし始めています。

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   アメリカに拠点を置く中国語メディアの自由亜州電台(RFA)が報じたところによると、四川省の郷鎮公務員職では、中国の「双一流」大学の卒業生や海外の大学の卒後生が大量に就職しており、公務員の求人競争が熾烈を極めていると言います。

 

  「双一流」とは世界一流大学・一流学科の略称で、中国が2010年代に実施をはじめた高等教育政策です。中国教育部が選定し、現在は42大学が一流大学に、140大学から465学科が一流学科に選ばれていて、5年に1度見直しが行われます。

 

  2021年の国家公務員試験の願書受付は11月上旬に終了していますが、資格審査を通過者は157.6万人で、昨年より14万人増え、合格倍率は1:61となったと報道では指摘しています。

 

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  名門大学出身者が安定した職としての公務員に魅力を感じるのは、予断を許さない経済状況のためだと記事では分析しています。

 

  公務員人気が高まっていく一方で、民間企業の状況は、多くの卒業生に将来への不安を感じさせるのに十分な状況です。

 

  IT企業では996体制の就業が恒常化し、大企業でも35歳以上のレイオフが噂され、「インターネット起業」もすでにピークを過ぎたと指摘され、大卒者は政党・官公庁・公的機関の役職を希望する傾向が強まっています。

 

  996体制とは「午前9時から午後9時まで週6日の勤務」の意味で、際限なく残業させる勤務形態を象徴する言葉です。

 

  北京大学によると、2019年の同校本部卒業生2,822人のうち49.8%が党や政府機関に就職し、27.14%が国有企業に就職しました。

 

  中国の経済状況は、一方では『景気落ち込みがひどい、露店で自助努力を。大卒者の3分の2は失業。』と言ってみたり、他方では『今年のGDP成長率は4.9% 対外貿易は大幅続伸』と言ってみたりしています。

 

  回復しているのか、悪化しているのか、一体どっちなんだと思ってしまします。日々のニュースをしっかり見ていないといけませんね。

 

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