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IOCが「新疆綿ウイグル人強制労働」中国企業とユニホーム提供契約締結

東京夏季五輪北京冬季五輪の開幕まであとわずかとなったところで、国際オリンピック委員会(IOC)が新たな論争を勃発させました。各国で抗議行動やボイコットの波が高まっている中で、IOCが新疆綿関連の中国企業と協力しました。

 

  国際オリンピック委員会(IOC)は、2021年の東京夏季オリンピック2022年の北京冬季オリンピックの、IOC委員やスタッフの公式ユニフォーム契約を、新疆ウイグル自治区に関連工場を持ち、新疆ウイグル自治区産の新疆綿花を使用していることを公然と宣伝している中国の繊維会社と締結しました。

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  米メディアAxiosの報道によりますと、IOC20199月に式典で使用するIOC委員やスタッフの公式ユニフォームを恒源祥(Heng Yuan Xiang)が提供すると発表しました。

 

  恒源祥は中国オリンピック委員会と長年の関係があり、2008年の北京オリンピックではスポンサーになっています。

 

  恒源祥はIOCに対し、オリンピックのユニフォームに使われている綿花は新疆から来たものではないとし、IOCは原産地証明書が恒源祥から提出されているとしていますが、IOCはどの機関が証明書を発行したのかは明らかにしておらず、証明書の提示もしていません。

 

  恒源祥は、新疆に子会社工場を持ち、淘宝、京東.comなどの中国のネットショップでは、新疆綿使用と宣伝されています。

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  中国の新疆ウイグル自治区では、ウイグル人への強制労働によって新疆綿の生産が行われており、欧米諸国など世界各国で新疆綿をはじめ、強制労働で成案されている製品の不買が行われています。

 

  世界中が中国のウイグル人迫害を非難し、ジェノサイドと呼ぶ国もあるのに、IOCは見て見ぬふりをするつもりなのでしょうか。

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  IOCは、多様な国からのオリンピック参加を考えると、政治問題に対して中立でなければならないとしています。

 

  IOCは人権を守ることを約束していますが、主権国家の法律や政治体制を変更する権限も能力もありませんと述べ、この問題から逃げています。

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参考記事

 

<徳国之声>“血棉花议未解 际奥会传与相关中企合作

http*://bit.ly/3s2iP6L

 

<世界新聞網>际奥委会再传争议 传与「新疆棉花」中企合作

http*://bit.ly/3myx4PB

 

<AXIOS>Olympic committee gave uniform contract to Chinese company with Xinjiang ties

http*://bit.ly/3uzmB9l