黄大仙の blog

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中国がCPTPPに加入申請、シンガポールは力の限り支援する、日本は様子見 台湾は加盟申請に影響が出ることを懸念

中国商務部は16日に、包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)への加盟を申請したと発表しました。CPTPP加盟国のひとつであるシンガポールは中国のCPTPP加盟に関心を示し、CPTPP議長国の日本は慎重な姿勢で臨むとし、台湾は台湾の加盟申請に影響を与えないことを期待するとしています。

 

  世界新聞網や徳国之声など欧米系中文メディアと中国国内メディアの記事より。

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CPTTP参加申請したことを発表する中國商務部王文濤部長

  中国商務部は16日に発表したところによると、中国はニュージーランドの貿易大臣に宛てに、包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)への正式な加盟申請書を提出しました。

 

  このニュースはすぐに海外に伝えられました。

 

  シンガポールの外務省は、「シンガポールは中国のCPTPP加盟に関心を示している」と述べ、CPTPPへの中国受け入れを表明しました。

 

  CPTPPの議長国である日本は、17日に行われた閣議において、中国がルールを守っているかどうかをもっと注視したいとの意見が相次義、慎重な姿勢で臨むとしています。

 

  台湾の王美華経済部長は、今後の展開と加盟国の反応を注視していくと述べ、台湾の加盟申請に影響を与えないことを期待しています。

 

  包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)は、2018年に太平洋諸国11カ国が署名した自由貿易協定です。

 

  CPTPPに変更される前は、TPPTrans-Pacific Partnership)と呼ばれ、12カ国が参加していました。 これは、中国の影響力に対抗するための米国の政策の要として、オバマ元大統領の下で米国が作成したものです。

 

  しかし2017年にトランプ前大統領が就任直後に、TPP撤退を決めた後、日本が中心となり残された11カ国で、協定締結にむけ話し合いが進められ、CPTPPと改名して201839日に署名、1230日発効しました。

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CPTTPは2018年3月9日署名、12月30日発効

  米国離脱後は日本のニュースではTPP11と呼称されていましたが、正式名称はCPTPPComprehensive and Progressive Trans-Pacific Partnership:包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定)です。

 

  ちなみにTPPは、Trans-Pacific Partnership:環太平洋パートナーシップ協定です。

 

 

  CPTPPの参加国は、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポールベトナム、日本の合計11か国です。

 

  参加11か国の人口は約5億人(世界の約6%)で、GDP合計は約11兆ドル(世界全体の13%)の規模です。

 

  英国のCPTPP加入手続きが今年6月から始まっており、早ければ今年中に加入が認められる見込みです。

 

 

  中国の習近平国家主席は、昨年11月のAPEC首脳会議で、中国がCPTPPへの参加を「積極的に検討している」と表明していました。

 

  アナリストの中には、中国が最近、強い規制や非透明性など自由経済に反する措置をとり、正当な理由なく製品の輸入を禁止していることから、中国の現在の制度や規範がCPTPPの高い基準を満たせるかどうかは未知数であると分析する人もいます。

 

  CPTPPは国有企業への優遇や補助金で自由競争をゆがめることを禁じています。政府調達の際の外資排除や国外へのデータの持ち出し禁止を含めた強権的な自国優遇策も問題のなります。

 

 

  中国がCPTPPに参加が認められるためには、加盟国すべてが同意する必要がありますが、正当な理由なくワインや大麦など輸入禁止にされたオーストラリアとの対立関係が、中国のCPTPP参加問題を複雑にしています。

 

 

  中国は貿易促進と協議のために設置されていた「中豪戦略的経済対話」を一方的に中断しましたが、オーストラリア議会にCPTPP加盟を支持するよう働きかけ、「中国とオーストラリアの経済には大きな協力の可能性がある」と述べ、鉄面皮の側面を見せています。

 

 

  前途は多難な中国のCPTPP加入申請ですが、中国は経済援助と戦狼外交を駆使して、加盟国を個別撃破してくることでしょう。

 

  「約束はするけど、守るとは限らない」中国は、加入してしまえば、自分勝手な解釈でCPTPPを運営していくことでしょう。

 

  日本の財界では中国の参加歓迎の意見が出ているそうです。政界では2Fさんや公明党は熱烈歓迎なのでしょうか?

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日本政府は、中国がルールを守っているかどうかをもっと注視

 

[あわせて読みたい記事]

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参考記事

<世界新聞網>中国申请加入CPTPP 新加坡力挺、日本观望

http*://bit.ly/2XxgdV2

<徳国之声>中国寻求加入CPTPP 台湾忧入会申请受影响

http*://bit.ly/2VR45NX

<BBC中文>中国申请加入CPTPP 北京为何要偏向虎山行

http*://bbc.in/3CoR6Tl

<鳳凰>中国正式递交加入CPTPP请对世界意味着什么?

http*://bit.ly/3nIYYLc

<百度新聞>针对中国申请加入CPTPP,日本果然来挑刺

http*://bit.ly/3hJKMhq

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