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米駐中国大使、中国の「ゼロコロナ」政策が外資に影響すると発言、外交部が反論

米国のバーンズ駐中国大使が、中国の「ゼロコロナ」政策は外資にとって悪いニュースであり、マイナスの効果があると発言しました。これに対して中国外交部は、今年に入って、外国の対中国投資は増加しており、外国人投資家は、中国の経済・社会の発展に対して全面的に信頼していると反論しました。

  中国国内のニュースサイト百度新聞に掲載された記事より。

米国のバーンズ駐中国大使

  米国のバーンズ駐中国大使は16日、新型コロナウイルス感染を徹底的に抑え込む中国の「ゼロコロナ」政策は来年に入っても続く公算が大きく、大都市のロックダウン(都市封鎖)や移動制限を伴う同政策によって、米欧の対中投資が大きく妨げられていると述べました。

 

  中国外交部の汪文斌報道官は、17日の定例記者会見で、「まず、中国政府がゼロコロナ政策を策定し、実行する原点は、14億人の生命の安全と健康を第一に考えることであり、それは、中国共産党と中国政府の「人間第一、生命第一」という統治理念の完全な反映でもあると申し上げたい」と述べました。

 

  汪文斌報道官は、ゼロコロナ政策について、以下のように述べています。

 

  「発生から2年以上が経過した現在、中国は新型コロナ感染率、死亡率ともに世界最低水準を維持している。

 

  米国など一部の先進国では、流行期間中に一人当たりの平均寿命が減少していますが、中国ではこの2年間で一人当たりの平均寿命が着実に延びています。

 

  Nature Medicine誌の研究論文によると、もし中国が一部の国に倣って「寝そべり」した場合(何もしなかった場合)11200万人の感染者と160万人近い死者を出したと予測されています。

 

  「 これらのことは、中国の予防・管理政策が科学的であり、正しく、効果的であること、そして国民に対して責任を負っていることを十分に示していると考えています。」

 

  汪文斌報道官は、経済への影響、外国からの投資について、以下のように続けました。

 

  「中国が経済社会の発展への影響を最小限に抑えただけでなく、安定した経済発展を遂げたのは、科学的で正確かつ効果的な疫病予防・管理政策のおかげであることも申し上げたいと思います。」

 

  「1月から5月まで中国の外国貿易輸出入は前年同期比8.3%の増加、外国投資吸収は前年同期比17.3%の増加、韓国は52.8%の増加、米国は27.1%の増加、ドイツの対中国投資は21.4%の増加でした。」

 

  「この堅実な数字は、外国人投資家の中国への投資に対する真の意欲と、中国の経済・社会の発展に対する全面的な信頼の表れであり、これらのことは、優れた疫病予防と対策が、経済・社会の発展や最も好ましいビジネス環境の基礎となることを示しています。」

 

  中国は、ゼロコロナ政策は正しいと確信しています。


 

参考記事

百度新聞>美驻华大使称中国动态清零政策影响外商投资,外交部驳斥

http*://bit.ly/3n00GX3

 

 

国語学習者のために

汪文斌報道官の記者会見の動画と発言(ピンイン付)

youtu.be