著名な経済学者である郎咸平氏は、長年上海に住んでいますが、最近家族を香港に移住させたそうです。ゼロコロナによる都市封鎖の影響などによる中国経済の減速などを理由に、今年だけで1万人を超える富裕層が中国を離れています。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
新型コロナ感染拡大防止のためのゼロコロナ対策による都市封鎖が、近年叫ばれてきた中国経済の減速に拍車をかけています。
移民コンサルタントによりますと、移民に関する問い合わせや、国外への資金移動方法に関する問い合わせが、昨年の3倍から5倍に増えたとのことです。
しかしながら、移民を扱う弁護士によると、中国当局はパスポートの申請手続きに時間を要するようになったり、大金を海外に移す方法が少なくなったことを明らかにしています。
習近平主席が提唱する『共同富裕』は、富裕層の不満と疑念の種となって久しく、中国政府が出国や富の移転を制限していることが、富裕層と政府の間の緊張を深めているようです。
今年、海外に移住した富裕層は1万人を超え、持ち出した資産は推定480億ドル(約6兆6100億円)で、ロシアの富裕層によるロシアからの大量移住による富の持ち出しに次ぐ額だとのことです。
|
参考記事
<自由亜州電台>万名富人举家离开中国带走480亿美元
http*://bit.ly/3z2jn1N
|