黄大仙の blog

何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なOJISANブログです。

林芳正外相が中国を訪問 中国は9つの明確な要求を出す 林芳正は承諾するのが礼儀だ…中国メディア

3年ぶりに日本の外務大臣が中国を訪問しました。林芳正・日本外務大臣は「中国側に日本のスパイを解放するよう面と向かって」要求しましたが、中国の3人の高官が交代で面会し、無下に拒否しただけでなく、「9大要求」を突きつけ、大活躍しました。

  中国のニュースサイト百度新聞に掲載された記事より。

訪中した林芳正外相(左)と李強首相

  42日、中国を訪問していた日本の林芳正外務大臣と、中国高官3人が別々に会談しました。 日本の外相が訪中するのは、201912月に当時の茂木敏充外相が訪中して以来、33カ月ぶりとなります。

 

  林芳正外相の訪華中、中国側は全面的かつ注目度の高い礼遇と敬意を示し、中日両国間の多くの敏感な問題について意思疎通を図り、両国関係の改善に向けた前向きなシグナルを放ちました。

 

  中国側は林芳正外相に「9つの要求」をしました。

 

  第一に、日本は対中外交で近視眼的で間違ったことをしない。

現在の中日関係はおおむね安定しているが、時折、さまざまなざわめきや騒動が発生している。 その根本的な理由は、日本国内の一部の勢力が、米国の誤った対中政策に意図的に従い、米国側と協力して、中国の核心的利益に関わる問題で中傷や挑発をしているのだ。

 

  第二に、日本は中日平和友好条約締結の初心に戻り、徒党を組まない。

日本側は、中日両国がパートナーであり、互いに脅威を与えないという重要なコンセンサスを実践するための行動を取るべきだ。

 

  第三に、日本は徒党を組んで大騒ぎしてはいけない。

平和共存、友好、協力が中国と日本の唯一の選択肢である。

 

  第四に、日本は約束を守るべきだ。

 

  第五に、日本は知恵とコミットメントを示すべきである。

 

  第六に、日本は福島の核汚染水の海への流出に責任を持つべきである。

 

  第七に、日本は台湾問題に干渉すべきではない。

 

  第八に、日本は虎の威を借るような存在であってはならない。

半導体問題について、封鎖は中国が自らの足で立つ決意をさらに促進するだけだ。

 

  第九に、日本は自らを正しい位置に置くべきだ。

日本はG7のメンバーであり、会議の基調と方向性を舵取りし、地域の平和に貢献するためにもっと努力すべきである。

 

 

  林芳正外相の訪華直前に、日本の経済産業省は、外国為替及び外国貿易法に付随する行政規則を改正し、高性能半導体製造装置23種類のうち6分類について輸出規制を強化すると発表しました。

 

  中国の半導体産業に対する日本の政策は、単に米国と同じ道を歩んでいるだけであり、中国はさまざまなレベルで日本側に深刻な陳情を行い、強い不満と重大な懸念を表明しています。

 

  日本側が釣魚島問題(尖閣諸島問題)を米国のいわゆる「インド太平洋戦略」に組み込み、米国の支持を得て以来、日本側は経済貿易、外交、軍事のいずれの分野においても、「反中」キャンペーンの先頭に立つための努力を強めています。

 

  日本は地理的に中国に近く、米国の「中国への抵抗」の踏み台になっているにすぎず、大国間競争の時代、米国のたいして鋭くもない剣に国の命運をかけています。

 

  アジアは中国と日本の共通の故郷であり、中国と日本は外すことのできない隣人です。

 

  中国の日本に対する「9つの要求」は、日本が戦略的自律性を維持し、米国の覇権に賭けることをやめ、「米国に頼って中国をコントロールする」という危険な賭けに出て、その戦略的近視眼の悲惨な結末を回避せよという要求にほかならないのです。

 

  林芳正外相は、出発前から「中国側に日本のスパイを解放するよう面と向かって求める」というほど積極的でしたが、中国側は無下に拒否しただけでなく、「9大要求」を突きつけました。

 

  林芳正外相は、秦剛外交部長の立ち会いのもと、日中関係が発展の大きな可能性を秘めていることを指摘し、「日本は中国と協力して、両首脳の間で得られた重要な合意を履行し、建設的で安定した日中関係を推進する意思がある」と4つの政治文書の順守を約束しました。

 

  日本政府も曖昧な態度ではなく、林芳正外相が約束をした翌日、中国側に大きなプレゼントをしました。

 

  岸田内閣は、45日から、中国本土から日本へ直行便を利用する乗客に対し、出発前72時間以内の新型コロナウイルスPCR検査の陰性証明書類の提出義務を解除したと発表しました。

 

  新型コロナ流行状況の改善を受け、各国は出入国検査の自由化を進め、経済回復を促す道を開いています。欧州の多くの国ではとっくに自由化されており、中国の隣国である日本もようやくこれに追随しました。

 

  米国は最近、新型コロナウイルスの起源調査のバカ騒ぎを復活させ始めたが、米国の「弟分」である日本が追随しないのは珍しいことです。

 

  中国側の林芳正に対する扱いは、中国が「敵を味方につけよう」としていることを示しています。現在、中日関係は、前途洋々であるが課題も多い重要な時期である。

 

++++++++++++++++++++++++++++++++

  林芳正外相の訪中について、中国からの『九大要求』のことは、日本政府も日本のマスコミも報じていませんね。本当は全部OKしているんじゃないかと心配になります。

 

  中国メディアでは、中日間で『4つの政治文書』が取り交わされたという一文が見られるのですが、日本では報じられていませんし。。。。

参考記事

<百度新聞>中国对日本提出九大要求,林芳正当面作出承诺,并为中方送上大礼

https://bit.ly/3nL7CLp