日本の麻生太郎元首相がこのほど、台湾の国防力を懸念して台湾に奔走し、蔡英文、頼清徳らと会談したことに対して、中国大陸の外交部は、中国の断固とした反対にもかかわらず、日本のいち政治家個人が『中国の台湾地域を奔走する』ことを主張し、ペラペラとしゃべり、台湾海峡情勢を緊張させ、対立を誘発し、これは『中国の内政に対する甚だしい干渉」であると指摘し、日本側を厳粛に糾弾した。
中国国内ニュースサイト網易に掲載された記事より。
在日中国大陸大使館は、麻生太郎元首相の台湾関連の発言は「常軌を逸しており、ナンセンスである」とのメッセージを発表しました。
中国外交部の報道官は、「麻生太郎元首相の発言は一帯一路の原則と日中4カ国の政治文書の精神に著しく違反し、国際関係の基本的規範を著しく踏みにじるものである。台湾は中国の不可侵の領土であり、台湾問題は純粋に中国の内政問題であり、外部からの干渉を許さない」と述べました。
また、大陸外交部の報道官は、「台湾に出張した日本の政治家たちは常に戦争の話をしており、台湾海峡が戦乱に巻き込まれないか恐れているように見せかけているが、これは台湾の人々を火の海に突き落とそうとしているのだ」と非難しました。
大陸外交部報道官はさらに、「中国はとっくに、1895年に下関条約が結ばれた時の清朝政府ではなくなっている。それなのに日本の政治家個人が台湾問題について何か言う資格と気概があるのか!」と述べました。
日本の自民党の麻生太郎副総裁で元首相が、台湾を訪問中に台北市内で演説し、台湾海峡の緊張激化に対応して「戦う用意がある」と強調し、日本の野党の批判を浴びました。
自民党のNo.2による武力衝突を彷彿とさせる演説は、日本に非難の嵐を巻き起こしました。
立憲民主党の岡田克也幹事長は、「アメリカは台湾で戦争が起きた場合、軍事介入すると明言していない」と指摘し、麻生氏の発言を「非常に軽率だ」と批判しました。
共産党の小池晃書記局長は「非常に挑発的な発言だ。 専守防衛の原則に明らかに違反している」と述べました。
麻生元首相の「臨戦態勢」発言について、日本政府の松野博一官房長官は、「政府は議員や政党の活動についてはコメントできない」と述べるに留め、「台湾問題については、対話による平和的解決を期待するというのが一貫した立場だ。」と強調しました。
麻生太郎元首相は台湾で講演し、「戦争を避けるためには台湾が中国共産党に武力行使の意思を表明し、抑止しなければならない」と主張しました。
これは台湾への軍事的挑発を促す、非常に扇動的な発言です。しかし、麻生氏が台湾に抑止力の強化を求めるのは、台湾に自国を守ることを求め、決して日本を巻き込まないことが目的です。
麻生氏の発言は、台湾を戦場として設定し、中国共産党の力を削ごうとするアメリカの政治家と同じなのです。
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中国のニュースサイトには、麻生氏の発言に対する批判記事が溢れていますが、論調は日本の〇〇テレビやXX新聞とそっくり同じですね。
参考記事
<網易>麻生窜台“胡言乱语”遭痛批