グエン・フー・チョン・ベトナム共産党書記長は、先日の王毅中国外交部長との会談で、ベトナムは「数日以内に」習近平中国国家主席の訪問を歓迎する準備をしていると発言しましたが、ベトナムと中国の公式メディアはこの発言を報じていません。習近平の訪問は来週になる見込みですが、ベトナムはまだ公表していません。
中華民国(台湾)唯一の国営通信社である中央通訊社の記事より。
王毅中国外交部長は12月1日から2日にかけてベトナムを訪問し、チャン・ルー・クアン副首相とともにベトナム・中国二国間協力運営委員会第15回会議の共同議長を務め、グエン・フー・チョン共産党書記長、ヴォー・ヴァン・トゥオン国家主席、ブイ・タイン・ソン外相、ベトナム共産党中央委員会のレ・ホアイ・チュン外務大臣らと会談しました。
王毅外交部長の訪越に立ち会えたのは、ベトナム側と中国側が指定したメディアだけでした。
習主席国家主席の訪越準備について王毅外交部長がベトナム側と話し合うかどうかが注目されていましたが、ベトナム側と中国側の公式メディアが発表したプレスリリースには、そのような記載はありませんでした。
しかし、フェニックスTVが12月1日に放送したニュースでは、グエン・フー・チョンは王毅との会談で、「ベトナムは、中国共産党中央委員会総書記で中華人民共和国国家主席の習近平氏が『数日後』にベトナムを友好的に訪問することを非常に楽しみにしており、積極的に準備を進めている」と述べたと報じていました。
王毅のベトナム訪問に先立ち、11月下旬から中国当局者が頻繁にベトナムを訪れており、あらゆる状況から習近平が来週ベトナムを訪問することが示唆されていますが、ベトナムは今のところこの情報を伏せています。
ベトナムメディアの報道によると、王毅とベトナム側は、両国の国境での貨物通関の効率化、ベトナムの農水産物に対する中国の市場開放の加速、両国の交通インフラ、特に両国間の鉄道の接続の加速などの問題に触れたとのことです。
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ベトナムはレアアース埋蔵量が、中国に次いで世界第2位を誇っており、経済安全保障から中国と米国がベトナムを取り込もうと競い合っています。
現状では、中国が一歩リードしているように見えます。
参考記事
<中央通訊社>越共总书记称习近平将来访 越中官媒隐去讯息
