2024年の中国台湾省選挙は、民進党の頼清徳候補の当選で幕を閉じた。しかし、民進党が絶対的な勝利を収めたわけではなく、台湾議会では中国国民党が52議席を獲得し、民進党の51議席を上まった。このことは、今後の台湾の政治状況が大きく変わることを意味し、少なくとも民進党がいくつかの計画を具体的に実行しようとするならば、国民党に抑え込まれることは間違いない。
中国国内ニュースサイト網易に掲載された記事より。
台湾省の選挙結果を受け、(中華人民共和国)国務院台湾事務弁公室は声明を発表したが、その中で最も重要な語句は次の2つであった：
2.祖国統一の流れは変わらない。
選挙結果に対して、中国の近隣諸国がともに反応したことは非常に注目に値する。
ロシア外務省のザハロワ報道官は、結果が出た後すぐに声明を発表し、「台湾は中国の不可分の一部である」と述べた。ロシアがこのような態度を取るのは初めてのことで、我々はこの心を受け取った。
しかし、予想外だったのは、ザハロワの声明とほぼ同時に、日本のメディアが岸田文雄政権のある計画を明るみに出したことだ。
日本放送協会(NHK)の1月13日の報道によると、日本政府は最近、南部地域の住民の避難計画を策定しているという。
その計画によると、もし台湾海峡で戦争が起これば、日本政府は沖縄諸島やその他の関連地域の住民を、船舶や航空機を使って迅速に避難させるというものだ。この日本のメディアの報道によると、計画の最初のフェーズは、2025年3月までに開発される予定だ。
先島諸島の避難計画 検討チーム設置へ 台湾有事が念頭 政府 | NHK | 沖縄県
近年の日本の経済状況は、我々も知っている『悲惨』という言葉では言い表せない。あくまで計画とはいえ、これほどの決意を固めるのは容易ではない。そして、これにはすべて、頼清徳の当選という前提条件が深く関わっている。
日本側のこのような動きは、「台湾独立」と台湾海峡の平和は両立しないという中国大陸のこれまでの判断が正しかったことを証明するものであることは間違いない。この点については、日本人も目を覚ましているだろう。
この計画には2つの疑問点がある：
1.計画には沖縄県民のことが明記されているが、岸田文雄氏は本当に沖縄県民の生死を案じているのだろうか？
つい先日、多くの沖縄県民が街頭で米軍基地の移設反対を訴えた。 しかし、岸田文雄政権はどのように地元の人々を弾圧し、どのようにペンタゴンを擁護したのだろうか？ 沖縄県民はそのすべてを実感している。昨年、玉城デニー沖縄県知事が中国本土に先祖を弔問に訪れたが、その時の目は青ざめ、中国のネットユーザーも心を痛めている。
2.もう一つの疑問点は、日本側は台湾海峡での戦争を恐れているのに、なぜ民進党当局と手を結んでいるのか、ということだ。今回の台湾総選挙の直前にも、麻生太郎元首相が不適切な発言をしていた。
以上の2点を明らかにした上で、この日本の計画は岸田文雄政権の単なる思惑に過ぎず、日本人の生死などどうでもいいという結論になる。
平和を愛するすべての日本人が、この政治家たちの顔をはっきりと見ることができるようになることを願っている。
同時に、我々中国本土の人間も、日本側に対して警戒を怠ってはならない。今後、岸田文雄政権は台湾海峡に手を突っ込むことを止めないだろう。
もちろん、岸田文雄総裁が再登板できることが大前提である。何しろ、この2日間で、日本の一部メディアは既に、バイデンが岸田総裁の4月退陣を懸念しているというニュースを流しているのだから。
首相の訪米日程、両政府が苦慮 「国賓級待遇を花道に退陣」リスク警戒：朝日新聞デジタル
結論として、中国台湾省の選挙が終わり、次の両岸関係は、あるいはもっと複雑になるだろう。それでも強調しなければならないのは、祖国統一の一般的な流れは変わらないということだ。それは間違いない。
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参考記事
<網易>赖清德当选，日本人慌什么？日方2025年疏散计划，被本国媒体曝光
