米テキサス州は、国境での不法移民への対応をめぐって連邦政府と深刻な意見の対立が続いていますが、中国では、テキサス州が米国からの分離独立を宣言し、宣戦布告したという噂が広がっているとBBCが報じています。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
テキサス州政府はメキシコからの不法移民の流入を阻止するための措置をとっており、グレッグ・アボット知事は、いわゆる「侵略」に対抗するため、国境に有刺鉄線を追加することを宣言しましたが、連邦最高裁判所はアボット知事の行動を支持していません。
中国では、テキサス州知事が連邦政府に宣戦布告したとして、この話がソーシャルメディアで拡散されました。
また、中国のネットユーザーの中には、アメリカの自滅を囃し立てる者もいました。
微博では、関連する議論が制限されているにもかかわらず、同様の投稿が多数見られ、テキサス州が戦争状態にあるかのような印象を読者に与えています。
一部の中国官製メディアが米国の内紛が内戦の瀬戸際に達していることを暗示し、内戦ニュースの信憑性を高めていること、2021年の国会議事堂暴動以来、中国の新聞が繰り返し内戦という言葉を使用してます。
海外メディアのコンテンツもまた、米国の分裂に関する中国国内の憶測を煽るために選択的に利用されています。
しかしその一方で、中国政府は常に他国の内政に干渉しないと主張してきました。
++++++++++++++++++++++++++++++
SNSに広がっている『噂話』として「テキサス州独立」をあつかっていますが、イギリス政府が中国共産党を批判した時には、「スコットランドの独立運動」の噂話が中国メディアやSNSを賑わせていました。
極東にある島国についても、とある県について中国メディアが報じたこともありましたね。
噂話だけで済めばいいのですが、裏では色々な工作がなされているような気が。。。。。
参考記事
<自由亜州電台>BBC：中国社媒盛传得克萨斯州脱美谣言
