中国中央電視台(CCTV)の報道によると、11日の全国人民代表大会(全人代)の常務委員会で、「香港特別行政区立法評議会の議員資格に関する全国人民代表大会常務委員会の決定」が採択されました。
これを受け香港政府は民主派議員4名の資格を剥奪すると宣言しました。
CCTV新聞の報道によると、第十三届全国人民代表大会常務委員会第23回会議で採択された「香港特別行政区立法評議会の議員資格に関する全国人民代表大会常務委員会の決定」は以下のことを定めています。
『香港特別行政区立法会議員は、香港独立を主張したり、支持したりしてはいけない。』
『中華人民共和国香港特別行政区基本法を遵守し、中華人民共和国香港特別行政区に忠誠を誓うという法定の要件と条件を満たさない者は、法律に基づき、直ちに立法会議員としての資格を剥奪される。』
「法定の要件と条件を満たさない者」とは、「香港に対する国家の所有権と主権の行使を認めない」、「香港特別行政区の業務に対する外国または領土外の干渉を求める」、「その他国家の安全を脅かす行為をした」者を指します。
香港特別行政区政府はこれを受けて、第6期立法院議員の楊岳橋、郭榮鏗、郭家麒、梁繼昌の4名を、直ちに立法院議員の資格を剥奪すると宣言しました。
欧米諸国からの制裁が続いていますが、中国共産党による香港の中国化は着々と進んでいます。
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参考資料
<央视新闻>全国人大常委会通过涉港重磅决定
http*://bit.ly/35jSaub