かつて中国で最も自由な都市だった香港に対して、中国共産党政府が香港国家安全維持法を公布したことを受けて、米国は「一国二制度」の公約に違反したとして、中国に対する数々の制裁措置を実施しています。米国はさらに4名の中国当局者に制裁措置を課しました。
ドイツ国営メディアの徳国之声の報じたところによると、米国は11月9日に、香港の自由を行政・治安機関を通じて弾圧したとして、さらに4人の中国当局者に制裁措置を課しました。
新たに制裁処置を受けた4名は以下の通りです。
香港・マカオ事務局副局長 鄧中華
香港警察署副局長 劉賜蕙
警察署国家安全処高级警司 李桂華
制裁を受けた4名は米国への渡航を禁止され、米国関連の資産はすべて凍結されます。
ポンペオ国務長官は、これらの4名は香港人の自由を積極的に侵食し、香港の自治を損なったと強調し、中英共同宣言の下での国際的な約束を守るよう再度北京の中国共産党政府に呼びかけました。
香港国家安全維持法が施行された1週間後、中国は7月に新たな国家安全事務所を開設し、いわゆる分裂、破壊、テロ、外国勢力との共謀などの罪を無期懲役以下の刑で処罰した。
米国政府は、香港での民主化運動を抑制する自由を制限する役割を果たしたため、8月に現在および元の警察署長およびその高官である林鄭月娥に制裁を課しました。
米国務省は10月、国際金融機関が香港の自由の抑圧に関与した者と取引を行えば、間もなく厳しい制裁を受けると警告した。
中国共産党政府は今年7月から香港に国家安全維持法を施行し、いわゆる国家分裂、破壊、テロ、外国勢力との共謀などの罪を犯した者に、無期懲役以下の刑で処罰するとしました。
米国政府は7月に香港自治法を成立させ、8月には香港自治法に基づいて11名の香港高官の制裁を発表しました。
米国政府の制裁に対抗して、中国共産党政府も8月に11名の米国政府高官への制裁を行いました。
米国政府による4名の追加制裁に対する、中国共産党政府の対応は、まだ明らかにはなっていません。
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参考資料 *>s
<徳国之声>“蚕食港人自由” 美又制裁中国四官员
http*://bit.ly/3kdVuv2