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数千の不動産会社が養豚業に群がる 養豚はそんなに儲かるのか!?

新希望集団の劉永好会長は最近、「1000社以上の不動産会社が養豚業に進出する」と発言しました。中国工商局のデータベースによりますと、中国では現在、「不動産」と「養豚業」の両方に関わる企業が1400社以上あります。

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   中国メディアの新浪財経に掲載された記事によりますと、中国最大の農牧民営企業である新希望集団(本社:四川省成都)劉永好会長の発言はニュースになりました。

 

  工商局のデータベースと連携した天眼查で検索すると、中国では現在、「養豚業」と「不動産」の両方に関わる企業が1400社以上あり、近年、業界の垣根を超えて養豚に挑戦する不動産企業が多くなっています。

 

  中国の不動産市場は現在曲がり角にあり、不動産会社は事業の多角化によってリスクを減らす必要にさらされており、養豚業界の利益を見ると不動産会社が参入するメリットはあると考えている不動産業界の専門家もいます。

 

  タブロイド紙新京報の統計によると、2020年の第3四半期には上場養豚会社の純利益は、昨年の同時期の10倍以上になります。

 

  その中でも、牧原股份の純利益は2098800万元で、前年同期比1,413.28%増、正邦科技は54.33億元の純利益を達成、前年比10.711.29%増、天邦の純利益は282400万元、前年同期比2353.38%増、傲农生物の純利益は5200万元で、前年同期比1141.49%増となりました。

 

  養豚業の株式も上昇しており、201912日から2020127日までで、畜産業の指数は約110.77%上昇しました。 

 

  個別銘柄では、牧原股份の株価は約171.53%、新希望集団の株価は約264.05%、正邦科技の株価は約260.79%上昇しました。

 

  養豚業の好景気によって多くの企業が養豚業に群がるようになり、天眼查の検索データによれば、中国の養豚関連企業は現在824000社で、過去5年間で6割以上増加しました。

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  12月現在、中国の養豚関連企業の新規登録件数は前年比88%増の15.7万件に迫りました。

 

  近年の不動産業界から養豚業に参入した事例は、2014年万達の王建林会長は10億元を投じて30万匹の豚を育てると発表。2016年恒大は3億元を投資して、貴州省110以上の養豚・畜産拠点の建設を支援。2018年碧桂園は農業持株会社を設立し、養豚の専門家を募集。2020万科は食品事業部を立ち上げ、豚の飼育を開始しました。

 

  天眼查の検索データによると、現在事業範囲に「養豚」と「不動産」の両方を含んでいる会社は1400社以上あり、その中でも過去5年間に設立された企業が6割以上を占めています。 地理的分布を見ると、広東省は関連企業数で第1位で、中国の関連企業数の44%を占めています。

 

 

 

 

 

  その中でも、過去5年間に設立された企業が6割以上を占めています。 地理的分布を見ると、広東省は関連企業数で第1位で、中国の関連企業数の44%を占めています。

 

  有識者の中には、不動産会社が豚を飼育していることについては、不動産業が曲がり角に来ている中では、当然のことと指摘する人もいます。

 

  中国の肉、卵、牛乳の需要はまだ非常に大きく、企業が機会を見てこの市場に参入したいと考えるのは普通のことだとしつつ、養豚業界のボラティリティを無視して勝負に出れば、熾烈な競争と試練に直面するだろうと指摘しています。

 

  中国では儲かりそうな業界には他業種から参入が相次いで、業界として利益が出ない構造にしてしまうことが多くあります。

 

  代表的な事例が製鉄と太陽電池が挙げられますが、養豚業界も同じ道を歩んでしまうのでしょうか。

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<新浪財経>“超千家房企转行养猪热议,跨界需注意猪周期波动风险

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<新浪財経>千家房企布局养猪,醉翁之意不在

http*://bit.ly/38df1aU