台湾軍は12月25日の夜に天弓3型長距離ミサイルを試験発射したと伝えられました。同時刻には中国人民解放軍の輸8対潜機と輸8技術偵察機とが、台湾の防空識別圏の西南角に侵入し、輸8技術偵察機は台湾島南方を経由して東南角に侵入しました。
中国本土中国台湾網の12月26日の報道よると、台湾軍は25日午後8時に、台湾島南東部の屏東九鵬基地から、天弓3型長距離ミサイルを試験発射し、同時に標的として発射した天弓2型ミサイルの迎撃に成功しました。
台湾の海上保安部門などは、28、29日の夜にも屏東県九鵬基地を発射地点とするミサイル発射試験を行うと通知を出していますが、ミサイル発射の続報は今のところありません。
台湾の軍事専門家によると、25日の試験発射は台湾軍の天弓三型の射程延長型ミサイルと判断されました。台湾南東部の「空域」に中国人民解放軍の輸8技術偵察機が現れたのは、今回のミサイル発射実験の偵察のためと思われます。
中国人民解放軍東部戦区のスポークスマンである張春晖空軍上級大校は、以下のように述べています。
「台湾とその関連島々は中国の領土の神聖で不可分な部分であり、中国軍の戦闘準備パトロールは完全に合法的で合法的なものである。 戦域部隊は、すべての「台湾独立」離反活動を阻止し、国家主権、安全保障、領土の完全性を断固として守り、台湾海峡地域の平和と安定を断固として維持する決意と能力を持っている。」
日本のマスコミは中国軍の動きは、全くと言っていいほど報じませんが、中国海警局の戦艦が日本の尖閣諸島海域に連日侵入しているのと同様に、人民解放軍空軍機は台湾の防空識別圏への侵入を毎日のように繰り返しています。
香港を国安法で完全制圧した中国共産党の次の目標は、台湾統一です。すでに準備がかなり進んでいるとの噂もあり、アメリカ大統領選挙が混沌としている隙をついて、一気に武力侵攻する可能性を指摘する識者もいます。
台湾軍のミサイル発射実験は、中国の動きを牽制するための行動だと思われますが、尖閣諸島を脅かされ、北海道沖縄の分離工作を仕掛けられている日本も真剣に自国防衛を考えないと将来が無いですよ。
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参考記事 *>s
<东南网>台媒:台军试射导弹之际,解放军军机现身台东南“空域”
http*://bit.ly/2X5fG9n