1月23、24日と、人民解放軍は台湾上空に過去最大規模に軍用機を飛ばしました。米国バイデン新政権が23日に警告を発しましたが、中国は聞く耳を持ちません。
中国の複数のメディアの報道によりますと、人民解放軍が台湾上空に1月23日に延べ13機の、1月24日には15機の軍用機を飛ばしました。
これに対して23日に米国務省は声明を発表し、中国が台湾を脅迫しようとしていることを懸念していると述べたました。
「我々は中国が台湾に対して軍事的、外交的、経済的圧力をかけることをやめ、台湾の選挙で選ばれた代表者との有意義な対話を行うことを強く求める 」
「米国は台湾海峡両岸の問題の平和的解決を引き続き支持するとし、これは台湾の人々の願望と最善の利益にかなうものである」
「米国は台湾が適切な自衛能力を維持するために引き続き支援する。我々の台湾に対する強固なコミットメントは、台湾海峡の両岸と地域の平和と安定の維持に資するものである。」
バイデン政権から発せられた声明は、トランプ前政権が台湾を支援した政策を引き継いでいることを示していますが、声明を出した翌日の24日には、23日をさらに上回る15機を、中国は台湾空域に出撃させました。
中国メディアの報道によれば、人民解放軍機の出撃は、23日には運8対潜機1機、轰6-K爆撃機8機、殲16戦闘機4機の13機、24日には運8対潜機2機、蘇愷-30戦闘機2機、殲-16戦闘機4機、殲-10戦闘機6機、運8技術偵察機1機の15機、2日続けて1日の出撃数としては過去最大規模を更新しました。
運8対潜哨戒機
人民解放軍東部戦区の張春暉報道官は昨年に、「台湾とその関連島々は中国の領土の神聖で不可分な部分であり、中国軍の戦闘準備パトロールは完全に正当化された合法的なものである」と述べています。
轰6-K爆撃機
張春輝氏はまた、「人民解放軍東部戦区は、すべての「台湾独立」分離主義活動を阻止し、国家主権、安全保障、領土の完全性を断固として守り、台湾海峡地域の平和と安定を断固として維持する決意と能力を持っている」と強調しています。
殲16戦闘機
1月20日に米国で行われたバイデン大統領の就任式に、台湾の萧美琴駐米代表が正式に招待され出席しました。台湾が米国の大統領就任式に招待されるのは、1979年に米中国交が正式に樹立されて以来、初めてのことです。
殲-10戦闘機
中国人民解放軍機が台湾空域に過去最大規模で侵入したのは、これに対する警告と脅迫の意味があったと思われます。
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参考記事 *>s
<腾讯网>一天13架次!台军方证实解放军罕见出动大批战机进入台湾空域
http*://bit.ly/2Mnv3Yj
<百度新聞>刷新今年纪录!今日共计15架次解放军军机巡航台湾空域
http*://bit.ly/3sPEQqV
<多維新聞>13架解放军军机进入台湾空域 拜登政府发出严厉警告
http*://bit.ly/2LNB159