中国浙江省杭州市に住む王さんは、交通事故で亡くした夫を想う余り毎日胸が締め付けられていました。胸の苦しみは日に日に強まり、痺れさへも感じるようになりました。心配した妹に連れられて行った病院で告げられた意外な事実とは。
<杭州西湖 雷峰塔>
アメリカに拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の報道によりますと、浙江省杭州市に住む王さんは、半年前に交通事故で夫を亡くしました。
とても夫を愛していた王さんは、夫の死後ずっと悲観に暮れ、落ち込んでいました。
最近、胸が痺れて締め付けられるような感覚に襲われ、夫のことを想いすぎて体調を崩したのかと思い、妹に付き添われて病院で診察を受けました。
「悲しみが大き過ぎると、胸が痺れ、息苦しくなるんですか？」
これは王さんが診察を受けたときに、最初に医師に尋ねたことです。
王さんは夫を交通事故で失って以来、半年間ずっと傷心の日々を送り、悲観に暮れていました。
2ヶ月前になって突然に、胸に圧迫感を感じ、触るとヒリヒリするような痺れを感じたそうです。
夫を失って、寂し過ぎたことによる不安や落ち込みが原因だと思っていましたが、それにしても胸の痺れには違和感があったそうです。
付き添っていた王さんの妹は、医師の方芳先生に、「姉の夫はとてもハンサムで、結婚前はたくさんの女性に人気がありましたが、最後は姉を選びました。だから姉は深く夫を愛していたので、夫の死が姉に与えた衝撃は大き過ぎるのです」と説明しました。
方芳医師は最初乳腺の疾病を疑いましたが、CT、超音波検査、胃カメラなど多くの検査によっても異常が見られませんでした。
色々悩んだ末に方芳医師は、王さんの夫がハンサムで女性に人気があったことを思い出し、王さんにある検査を受けてみるように提案しました。
まさかと思った王さんも、渋々方芳医師が提案した検査を受けてみたのですが、結果は陽性でした。方芳医師の直感は見事に的中していたのです。
方芳医師が提案したのは梅毒検査、つまり王さんは梅毒に感染していたのです。
ハンサムで女性にモテていた王さんの夫は、女遊びで梅毒を家庭に持ち帰っていたのでした。
思いもよらずに梅毒に感染していたことが判明した王さんは、夫との美しい幻想は打ち砕かれましたが、夫への愛慕の念は消え失せ、夫を失った悲しみからは完全に立ち直ったそうです。
方芳医師によれば、王さんは積極的に梅毒治療を受けており、順調に快復に向かっているのだそうです。
これは、「めでたし、めでたし」でいいんですよね？
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参考記事 *>s
<世界新聞網>想他想到胸悶… 亡夫留梅毒「紀念」讓杭州妻氣炸
http*://bit.ly/3t1CpBR
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