米国からの制裁が続くファーウェイですが、AI技術を利用した養豚業への進出が打開策として浮上しています。
米国がバイデン政権になってから、中国企業への圧力が話題にならなくなっていますが、制裁は相変わらず続いています。
中国を代表する企業のファーウェイは、米国の弾圧から身を守るため、積極的に新規事業を展開しているが、そのための「南泥湾」計画が次々と浮上していると中国メディアが報じています。
中国のSNSで、ファーウェイのマシンビジョン分野の段爱国総裁が、デジタル化、AI化、無人化した養豚システムを発表しました。
この養豚システムは、ビッグデータ分析、デジタル管理、AI識別、AI学習、AI予測、AI意思決定などをサポートし、標準化とプログラミングによる監視、ロボット検査、自動/遠隔制御などを可能にします。
ファーウェイは2020年10月に開催された農業畜産デジタルインテリジェンス生態開発フォーラムで、「5Gをリードする現代の養豚場とAIがスマートな養豚を可能にする」というレポートを発表しています。
このレポートの中でファーウェイは、現代の農業はデータが中心的な原動力であり、農業は「人間管理」から「データ管理」に完全に進化し、AIテクノロジーを使用して養豚や他の繁殖産業の標準化とプロセス化を実現し、より科学的な決定がなされるとしています。
ファーウェイ創業者の任正非は、ファーウェイの進める「南泥湾」計画に言及し、ファーウェイの存続への信頼感は減るどころか、より強くなっていると述べています。
さらに任正非は、「農業、生誕、鉄鉱、空港管理などファーウェイ技術の応用範囲は広がっているが、基礎となるプラットフォームは同じで、技術もほとんど共通している。ファーウェイの電子システム、ソフトウェア、コンピューティングシステムの技術は、さまざまな業界で適用されるようになる」と強調しました。
米国前政権からは徹底的に圧力を受けてきたファーウェイですが、自社の技術力を磨くことで乗り切りそうな勢いです。でも電子産業は、もともと日本が得意な分野だったはずなんだけどなぁ。
[あわせて読みたい記事]
参考記事
http*://bit.ly/3balQLS
<腾讯网>华为推出智慧养猪解决方案;华为智选海雀智能摄像头Pro 64GB版发售
http*://bit.ly/3drHBJN
<界面>华为机器视觉推出智慧养猪方案
http*://bit.ly/3asvREW
<多維新聞>华为“南泥湾”计划浮出水面 首进军养猪业破美围堵
http*://bit.ly/2Zo4tBK