黄大仙の blog

何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なOJISANブログです。

中国政府の規制でアリババとテンセントの株価が暴落 TSMCの株価総額が東アジアの最大手に

中国での規制が強化され、アリババとテンセントの株価が下落したことで、TSMC(台湾セミコンダクター)が、東アジアの株価時価総額で首位に躍り出増した。

 

  フランス政府設立の国際メディアrfiの記事より。

f:id:deepredrose:20210819160550j:plain

TSMCは米国市場に上場

  TSMC時価総額は、テンセントやアリババを抜いて、東アジアで最も高くなったと日本経済新聞18日に報じました。

 

 

  QUICK FactSetが発表した日本時間18日午前3時時点の時価総額ランキングで、TSMCはテンセントを抜きトップに躍り出ました。

 

  第2位のテンセントと第3位のアリババは、2020年の世界の総時価総額ランキングで、米国の大手ハイテク企業GAFAMに次いでランクインしていました。

 

 

  中国政府は73日に、滴滴出行のタクシー配車アプリを、アプリストアからの削除する命令を出しました。滴滴出行629日に米国株式市場に新規上場し、約44億ドルを調達したばかりでした。

 

  その後中国政府は、オンラインゲーム、音楽配信、教育、電子タバコなどに規制対象が拡大され、 8月に入っても、規制強化の流れに終止符が打たれる気配はありません。

 

  今後は、アリババやテンセントなど中国の巨大インターネット企業の影響力の低下がより鮮明になるかもしれません。

 

  しかし、TSMCが株価総額トップに躍り出たのは、単に中国政府による規制強化という『敵ミス』によるものではなく、世界的な半導体の供給不足を背景にした、TSMCの強い勢いを示すものと分析されています。

 

f:id:deepredrose:20210819160710j:plain

TSMC半導体ファウンドリー最大手

  中国政府の規制強化により、香港株式市場のアリババの株価は、202010月のピーク319.32HKDから、819日の160.3HKDまでほぼ50%下落しています。

 

  香港株式市場のテンセントの株価は、今年2月のピーク775.50HKDから819日の419.2HKDまで40%以上下落しています。

 

 

  アリババもテンセントも、中国政府の政策が変わらない限り、先行きは暗いでしょう。どちらも習近平総書記の対抗勢力の企業なので、明るい材料はありませんね。

 

[あわせて読みたい記事]

deepredrose.hatenablog.com

deepredrose.hatenablog.com

 

参考記事

<rfi>中国监管致阿里与腾讯股跌 台积电登上东亚最大

http*://bit.ly/3srLRhQ