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台米関係がさらに緊密化:台湾の副総統が2人の米国要人と会談

台湾の頼清徳副総統が、27日のハリス米副大統領との会談に続き、28日にはペロシ米下院議長とビデオで会談を行いました。台湾副総統と米国要人の相次ぐ会談に、中国政府は断固反対を表明しています。

  米国国営放送の国際メディアである美国之音の記事より。 

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ホンジュラスに到着した台湾の頼清徳副総統

  頼清徳台湾副総統は27日に、中米ホンジュラスカストロ新大統領の就任式に出席し、同じく出席していたハリス米国副大統領と短い会話を交わし、世界中の注目を集めました。

 

  2016年に蔡英文氏が総統が就任して以来、台湾はサントメ・プリンシペパナマ、ドミニカ、ブルキナファソエルサルバドルソロモン諸島キリバスニカラグア8カ国との国交を喪失しています。

 

  頼清徳副総統のホンジュラス訪問は、この台湾との国交のある国との関係を強化するための新たな取り組みと見られています。

 

  現在、台湾の国交は14カ国しかなく、台湾海峡両岸関係の緊張が高まる中、中国政府は台湾と外交関係にある国家の引き離しに努めています。

 

  昨年末、中米のニカラグア中国共産党の金権外交により、台湾との国交を断ち、中国政府と国交を樹立したことは記憶に新しいことです。

 

  そのような国際情勢の中で、頼清徳副総統とハリス副大統領が会話をしたことは、世界中の注目を集めました。

 

  頼清徳副総統はハリス副大統領に、米国の台湾に対する支援に感謝の意を述べたとのことで、中国についての話題はなかったとのことです。

 

 

  ホンジュラス訪問を終えた頼清徳副総統は、28日午後3時に米国サンフランシスコに到着し、ペロシ下院議長とビデオ会談を30分ほど行いました。

 

  台湾の萧美琴駐米代表は、会談について、「非常に友好的」「かなりリラックスした雰囲気」「2人の旧友が再会したような感じ」であったと述べています。

 

  萧美琴駐米代表は、「安全保障、経済、共通の価値観に焦点を当てた会談を行い、ペロシ下院議長は台湾の国際機関、特に世界保健機関への参加に支持を表明し、疫病予防期間中の台湾のパフォーマンスについて非常に肯定的であった。」と述べています。

 

 

  中国外交部の趙立堅は30日の定例記者会見で、米台要人の会談について、「中国はいかなる形でも米台の公的交流に断固反対だ」と述べています。

 

  「中米関係や台湾海峡の平和と安定をさらに損なうことがないよう、米側は誤った行為を即刻やめ、『台湾独立』の分裂勢力に誤ったシグナルを出さないよう促す」

 

 

  昨年来の米国の米国国務副長官、環境保護局長官、保健省長官、議会代表団や元高官らの相次ぐ台湾訪問は、中国政府の反感を買い、中米関係は冷え込んでいます。

 

  中国政府は、台湾は中国の一地方であると主張し、中国と正式な外交関係を結んでいる国が台湾と正式な関係を築くことを認めていません。

 

  中国共産党は台湾との武力統一を掲げ、台湾への軍事的圧力をかけ続け、台湾海峡の中心線上空や台湾の領空周辺を中国人民解放軍軍用機が度々飛行しています。

 

 

  北京パラリンピック閉幕の313日直後に、ロシアのウクライナ侵攻と中国の台湾侵攻が同時に起こるとみる人もいます。

 

  中国は台湾島攻撃のような、犠牲の多い作戦行動をとるのでしょうか?

 

  私は金門島や馬祖諸島、東沙諸島など、大陸に近い台湾領の小島を武力占領し、台湾世論が中国との統一に傾くのを誘導するのでは無いかと思います。

 

  外れてくれることを祈ってます。

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参考記事

<美國之音>台美关系进一步紧密:台副总统两日会见两名美国重量级人物

http*://bit.ly/3rXTr42