黄大仙の blog

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中国は発展途上国相手にワクチン外交を展開中

主要先進国で新型コロナワクチンの開発が進められている中で、一時はトップを走っていると豪語していた中国製ワクチンはどうなっているのでしょうか。実はすでに一部の国では認可され接種が始まっていて、外交の強力な武器としてワクチン外交を始めているようです。

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   フランス政府が設立した国際メディアのrfiの報道によりますと、中国はより多くの発展途上国と二国間協定を締結し、新型コロナワクチンを低価格で販売することで、ワクチン外交に乗り出しました。

 

  ワクチンは中国にとって外交上の武器になりつつあるようです。

 

  中国は3月頃から大々的にマスクや防護服、医療機器を無償有償で供与する、マスク外交を展開しましたが、現在開始したワクチン外交は地味なものです。

deepredrose.hatenablog.com

  126日に、中国企業の中國科興が製造した新型コロナワクチン120万回分が、中国からジャカルタに到着しました。インドネシアの大統領がテレビで喜びを表現するほど重要な出来事でした。

 

  ところが、不思議なことに、中国国内では数日間もそれを報じることがなく、英字のチャイナ・デイリーはが2日後にほんの数行の記事を掲載しただけででした。

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  129日にはUAEが中国国薬集団が開発した新型コロナワクチンを承認しましたが、その効果は86%と大きな成功であるのに、中国の国営テレビはこの件について沈黙しており、環球時報が非常に簡単な報道をしただけでした。

 

  中国当局は新型コロナワクチンを外交手段にしないと主張していましたが、実際にはワクチン外交を行っていると記事は指摘しています。

 

  では中国のワクチン外交はどのように進められているのでしょうか。

 

  中国は二国間協定をより多くの国と締結し、発展途上国で新型コロナワクチンを低価格で販売することで、ワクチン外交に乗り出したと、記事では指摘しています。

 

  中国当局は、今春のマスク外交のような華々しさは無いものの、中国の政治的影響力を拡大し、経済的利益を強化するために、ワクチンを黙々と輸出していると、記事は指摘しています。

 

  中国がこのワクチン外交を控えめにしている理由の一つは、中国のマスク外交では不良品も数多く出荷され、1989年の天安門虐殺事件以来の悪いイメージが広がったことが挙げられます。

 

  もう一つの理由が、中国では押さえ込んだとされている新型コロナですが、症例が続出した場合にワクチンの輸出が国内向けよりも優先されていることが中国人民に反対される可能性があることです。

 

  第三の理由は、中国の情報開示の不透明さにより、多発する健康被害の不祥事が隠されているため、慎重に進めているためだと言われています。

 

  新型コロナワクチンでは、フェーズ3臨床試験を実施中の中国製ワクチンは5種類もあり、世界のトップクラスであることは間違いありません。

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  欧米製の高価なワクチンが買えない発展途上国にとっては、機体の星なのかもしれません。

 

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<rfi>疫苗正在成为中国的外交武器

http*://bit.ly/38df1aU