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外国人の恣意的拘束に反対する国際宣言をカナダが提案 欧米日など58カ国が賛同

カナダ政府は、政治的動機に基づいた外国人の、恣意的な拘束に反対する国際宣言を発表し、日米や欧州連合(EU)や諸国を含む58カ国が賛同しました。カナダ当局者は中国、イラン、北朝鮮、ロシアを念頭に置いているといっています。

 

  ドイツ国営の国際メディアである徳国之声の報道によりますと、カナダ政府は15日、政治的動機に基づいて他国民を恣意的に拘束する行為は国際法違反だとして反対する宣言を発表しました。

 

  カナダが主導し58カ国の外相が署名した宣言は、批判対象として特定の国を挙げていませんが、中国、イラン、北朝鮮、ロシアを念頭に置いていると報じられています。

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  カナダのガルノー外相は、「人を家族から切り離して交渉材料にするのは合法でも道徳的でもない、止めなければならない」と述べています。

 

  この宣言には、カナダのほか、アメリカ、日本、イギリス、オーストラリア、EUのほぼすべての加盟国が署名しました。

 

  カナダのガルノー外相は、この宣言はどの国にも向けられたものではないと述べていますが、中国は激しく反発しています。 

 

  在カナダ中国大使館は、カナダ側の「メガホン外交」を用いて中国に圧力をかける試みは全く無益で、袋小路に向かうだけだとする声明を公表し、中国がカナダに断固として抗議したと明らかにしました。

 

  中国・カナダ間の軋轢は、201812月にファーウェイ副会長の孟晩舟が、カナダ・バンクーバーの空港で逮捕され、その数日後に在中国の二人のカナダ人がスパイ容疑で逮捕されたことに始まります。

 

  カナダは報復による不当逮捕だと中国を非難し、中国は無関係だと主張しています。二人のカナダ人には昨年死刑判決が出されています。

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  英国とイランの二重国籍を持つナザニン・ザグハリ=ラトクリフ氏は、2016年にイランでイスラム革命防衛隊に逮捕され、 20193月に英国外務省は、ラトクリフ氏の外交保護を認め、事件を両政府間の紛争に昇格させています。

 

  米国のバイデン大統領は、厳しかった前政権の対中国政策を、緩和していると言われていますが、EUや英連邦諸国が中国に対して厳しい態度を取り始めています。

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  日本人も中国に拘束されていたり、北朝鮮に拉致されたまま帰国できない人たちは多くいます。日本政府は署名するだけでなく積極的に動いてほしいです。

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参考記事 *>s

 

<徳国之声>58签署宣言要求停止任意拘押外国人

http*://bit.ly/3jYGLFK