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日本の防衛省、東シナ海上空で中国製無人機を初めて目撃したと発表

日本の防衛省総務省統一局は、824日に東シナ海上空で無人機が発見したと発表しました。防衛省は至近距離から撮影した鮮明な写真を公開し、同機が中国のTB-001ドローンであると推測しました。 同日、日米英の軍艦隊が沖縄沖で合同演習を行っていました。

 

  米政府系短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

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防衛省のプレスリリース

  情報によれば、続く25日にはBZK-005Y9情報収集機、Y9哨戒機の計3機が、沖縄本島宮古島の間を、東シナ海から太平洋に向かって飛行するのが探知されました。

 

  日本の防衛省は「中国の無人機が沖縄経由で太平洋に向かっている」とし、緊急に戦闘機を派遣して対応したと発表しました。

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自衛隊が公表した無人機の機影

  自衛隊が公開した「TB-001」と思われる無人機は、 機体の外観からは、機首などに窓がなく、操縦席のような人間が乗ることのできるデザインではないように見えます。

 

 

  TB-001は中国の四川腾盾科技研が開発した偵察用無人機で、「双尾のサソリ」とも呼ばれ、武器搭載量は1トン、最大飛行高度は9500m、最大飛行時間は35時間、最大作戦半径は3,000kmで、衛星中継でコントロールされます。

 

  TB-001は、最大24個のミサイルや精密誘導爆弾を搭載することができます。8個の精密誘導爆弾を搭載してテスト飛行をしている写真が公開されています。

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8個の精密誘導弾を搭載しテスト飛行するTB-001 最大24個搭載可能

  元中国人民解放軍空軍副司令官の張延廷氏は、「中国共産党は今や強力で、台湾海峡や日本周辺に現れるのは当たり前だ」と指摘しました。 日本だけでなく、台湾の南西部の空域にも中国の無人機が姿を表しています。

 

  張延廷氏は、無人機には3つの特徴があると分析しています。

 

  第1に、無人機は長時間の飛行が可能です。TB-001では最大35時間飛行可能です。

 

  第2に、無人機は撃墜されてもしても、生命の安全が脅かされることはありません。(無人だから当然です)

 

  第3に、無人機には赤外線センサーもあれば、レーダー撮影もあり、長時間飛行により、広範囲の検知·探索が可能です。

 

 

  中国は3つの特徴を活かして無人機を、相手国の防空識別圏に侵入させた場合に、相手国は戦闘機をスクランブル発進して迎撃ししなければなりません。

 

  TB-001のような無人機は飛行高度も低くて遅いため、戦闘機での迎撃が難しく、戦闘機が燃料切れで基地に戻っても、無人機は飛行を続けることができます。

 

  これまで中国は、沿岸部の航空基地は敵の攻撃に弱く、簡単に損傷して価値がないと考えてきましたが、近年、ヘリコプターや無人機などの航続距離の短い航空機に適した沿岸部の飛行場を数多く積極的に建設しています。

 

 

  中国は世界最大の無人機生産国であり、無人機は高度な技術を必要とせず、とても安価です。将来的には大きな戦略になると期待されています。

 

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参考記事

<自由亜州電台>日本首度公布中国无人机现踪宫古海峡

http*://bit.ly/38iCjg4

<多維新聞>日本首曝中国无人机东海飞行照 可歼敌于三千公里之外

http*://bit.ly/38ey30W