米国はUSS空母ニミッツを中東からインド太平洋に移設し、3隻の空母を同時にインド太平洋に集結させています。英国は最新鋭空母クイーン・エリザベスを中心とした打撃群を東アジアに派遣すると発表しました。
これまでのところ、バイデン政権の高官は、米軍と同盟国軍とで中国の動きに対応する姿勢を示しており、オースティン国防長官は岸信夫防衛相と会談し、尖閣諸島は日米安保条約第5条に該当すること、米国は東シナ海の現状を一方的に変えようとするいかなる試みにも引き続き反対することを明らかにしました。
ブリンケン新国務長官は就任1日目にフィリピンのロクシン外相と会談し、フィリピン軍や政府船、航空機が太平洋で武力攻撃を受けた場合の米・フィリピン相互防衛条約の明確な適用を強調しました。 これには南シナ海も含まれるといいます。
日英両政府は2月3日に、テレビ会議による協議を行い、中国の急速な軍拡に憂慮し、日英間の安全保障協力を深めることで合意しました。
米国務省のプライス報道官は、これを受けて「我々は中国の攻撃的で強圧的な行動に立ち向かい、重要な軍事的優位性を固め、民主的価値を守り、先端技術の研究開発に投資し、重要な安全保障上のパートナーシップを回復する」と述べました。
台湾、東シナ海、南シナ海での中国の軍事的圧力に対し、米英は空母を派遣して対抗し、日本とオーストラリアは自衛隊と豪陸軍の共同訓練などに関する相互アクセス協定(RAA)の締結を合意しています。
台湾は当然のことながら、迎撃ミサイルの配備など、自国防衛のための準備を進めています。
参考記事 *>s
<美国之音>五角大楼宣布将尼米兹号航母调离中东 三艘航母同时现身印太
http*://bit.ly/2N0CBAU
<多維新聞>美国三艘航母集结中国周边 英国宣布派出最尖端航母赴东亚
http*://bit.ly/36KDF2B