米農務省が2月5日に発表したデータによると、中国は第一段階の米中貿易協定で設定した2020年の農業調達目標を達成していないことが明らかになりました。
米中貿易協定では、中国は米国からの農産物の調達目標は365億ドルとなっています。 しかし、2020年の米国の対中農産物・関連製品の実際の輸出額は287.5億ドルでした。
昨年1月15日に署名された、米中の第一段階の米中貿易協定は、（1）知的財産権、（2）技術移転、（3）食品・農産品の貿易、などのの8章から構成され、米国が中国に求めていた知的財産の保護と貿易赤字の削減に応える構成となっています。
貿易協定では中国は米国産品を、2017年の輸入額をベースとして、協定発効から2年間かけて追加で2,000億ドルの物品や農産品、エネルギー資源、サービスを購入・輸入する内容となっています。
この中で農産物の調達目標は365億ドルとなっていましたが、2020年の米国の対中農産物・関連製品の実際の輸出額は287.5億ドルでした。
しかし、中国の米国産農産物の調達額は、過去最高でも290億ドルで、2020年はそれに匹敵する調達額となっているものの、目標値の365億ドルには大幅未達となってしまいました。
中国税関が発表したデータによると、2020年、中国への米国の農産物輸出のトップは大豆で、中国の米国からの大豆の輸入額は1年間で106億ドルに達しています。
第一段階の米中貿易協定が署名された直後に、新型コロナの世界的パンデミックが起こり、世界中が経済的に停滞する中で、協定のことはすっかり忘れていましたが、米中の農業貿易関係は継続して改善しているようです。
バイデン新政権は米中貿易協定を継承するのかどうかは、全く情報がありませんが、第二段階に進むのでしょうか？
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参考記事 *>s
<自由亜州電台>中国未达到美国农产品采购目标
http*://bit.ly/2N2EuwX
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