リトアニア
国連総会の開かれているニューヨークで9月21日、英国トラス新首相はリトアニアのナウセダ大統領と会談しました。トラス首相は、リトアニアが中国との貿易摩擦がまだ続いている中で、英国が同国を支援することを強調しました。
リトアニアのガブリエリウス・ランズベルギス外相は、中国の圧力と強制がかえってリトアニアの輸出市場の多様化と輸出構造の変化を促し、今年上半期のリトアニア製品のインド太平洋地域向け輸出総額は前年同期比で約60%増加したとツイートしています。
リトアニア当局が、中国との紛争を緩和するために、首都ヴィリニュスにある台湾代表処の名称の中国語表記を変更するよう台湾当局に要請するかどうかを議論しているとの情報が入ってきました。
リトアニアは、欧州における中国の経済的強制力のテスト国になっていると、フランス紙が伝えています。
リトアニアは台湾との関係を強化し、首都ヴィリニュスに台湾名を冠した『台湾代表処』という駐在員事務所の設置を認めたことで、中国から報復を受けています。この動きに対し、フランス外務省は、フランスとEUはリトアニアを全面的に支持し、EUの反脅迫措置…
台湾外交部は18日に、ヨーロッパのバルト三国の一つのリトアニア共和国に、「駐リトアニア台湾代表処」という「台湾」の名称を用いた事実上の大使館が設置されたと発表しました。中国は強く反発しています。
リトアニアは台湾との間に駐在員事務所を開設することになり、中国は、大使の召還、鉄道輸送の中断、リトアニア産食品輸入許可の審査·承認を停止するなど、さまざまな方法で報復しています。
すでに悪化している中国とリトアニアとの二国間関係が再びエスカレートしました。中国政府は駐リトアニア大使の召喚を発表すると同時に、リトアニア政府に対しても北京の大使を召喚するよう要求しました。
米国、英国、カナダ、オランダに続いて、リトアニアが中国のウイグル人に対する行為を「ジェノサイド(大量虐殺)」と認定しました。